最近、簿記3級の勉強を始めました。世の中には数多くの資格がありますが、簿記は最も費用対効果の高い資格と言われています。今まではさほど興味もなく、お金の知識は生活の中で身に着く程度のものでしたが、昨今は積立NISAが浸透してきたり、終身雇用が維持できなくなってきたりと、今後は様々な方法で資産を増やしたり運用していかないと生活が厳しくなりそうな雰囲気を感じます。そのため、基本的なお金の知識を身に着けて、今後の資産形成の土台にしたいと思い勉強しています。
今は全体の半分程度まで学習しましたが、どうやら以下の考え方が基本になっているようです。
「資産」「負債」「収益」「費用」
この4つが根幹の考え方となっていて、企業活動をしていく過程で発生してくる様々な取引をこの4つの分類のうち適切なものに当てはめ、それを各種の表の左右(+ or -)適切な方に記載していくと、最終的に会社の経営状態を示す財務諸表が出来上がるようです。つまり、お金の取引に関わる4つの考え方とそれを+か-に仕訳けるという4×2=8通りの流れが基礎となっているようです。
さらに、自分なりの解釈ですが、「資産」と「負債」はその後も別の科目に置き換わったり増減したり取り消されたりと変化することを前提としており、次月や次年度に繰り越すことができる科目。「収益」と「費用」は発生した時点で内容と金額が確定する科目(取り消されることもある)であるように考えられます。また、「収益」と「費用」は利息や手数料などでわかりやすいですが、「資産」は現金等のほか後日その金額もしくは商品等を請求、受け取ることができる権利(債権)、「負債」は後日その金額もしくは商品等を支払い、渡さなければならない義務(債務)と捉えると、様々な取引がどの分類に該当するのかわかりやすくなる気がします。
たまに金額や記載する表の左右を間違えたりしますが、簿記は面白いもので正しく表に記載していくと最後は必ず左右それぞれの合計額が一致します。そのためどこかで間違えると合計額が違ってくるので、すぐに気づいて修正することができます。考えた人はすごいですね。
さて、引き続き頑張ろう。それでは。
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