2023年10月中旬 栗駒山 紅葉 登山

自然観察記 -Nature-

登山口駐車場

栗駒山(標高1,627m)は岩手県、宮城県、秋田県にまたがっており、日本二百名山に数えられ全国的にも紅葉が美しいとされる山です。今回は数ある登山コースのうち最も有名ともいえる「いわかがみ平」からアクセスしてみました。

目的の登山口に最も近い駐車場は「いわかがみ平駐車場」なのですが、紅葉時期は大変混雑するため交通規制(24時間規制)がされています。そのためマイカーは3.5km手前にある「いこいの村栗駒跡地駐車場」に駐車し、シャトルバス(環境保護協力金1人:500円)を利用します。規制期間などの情報はこちらに発表されるはずなので要チェック↓

栗駒山と登山 – 花の百名山、日本屈指の紅葉、花と高山植物の宝庫、山毛欅の原生林と魅力的な温泉があり、登山初心者から上級者まで楽しめる東北の中央に位置する名峰

山の麓から駐車場までは舗装路ですが、道幅が狭い区間もあるので運転は慎重に。

登山コース

いわかがみ平駐車場から東栗駒山経由で登り、栗駒山(須川岳)山頂へ。中央コースから下山しました。

YAMAP より  https://yamap.com/mountains/190

登山記録

いこいの村栗駒跡地駐車場から。ここからでも眺めは良く、雲海も見ることができました。

東栗駒山コース。このコースは前半は特に大きな岩が多い沢地形の登山道で、水たまりや泥が多く足の置き場に神経を使いました。滑って転びそうな箇所もありました。しばらくは展望もなく傾斜もややキツイ箇所があるので、紅葉を楽しみに来た登山初心者の方はおそらく帰りたくなるかもしれません(笑)手を使いたい箇所もあるので手袋をはめて、泥汚れを気にする方はスパッツも着用するといいかもしれません。

しばらくすると渡渉箇所が出てきます。展望も開けて気持ちがいいので道脇で休憩する人もちらほら。端の岩の上を渡りながら登ります。油断すると落ちて脚全体が濡れるくらいの深さもあるので要注意。少し登ると沢の反対側へ渡れる浅いところがあるので、渡渉します。雨天時は渡れるかわからないので、天気予報に注意しましょう。

もう少し登ると展望が開けます。なるほど、これは素晴らしい紅葉!「神の絨毯」と呼ばれるだけのことはあります。しばし魅入ってしまいました。

展望が開けたため風が強く、ここまで登ってきて汗もかいているので急に寒く感じます。下山してきた登山客に「風強いから上着着た方がいいよ」と言われました。確かにその通りです。この後ずっと風は強く、着て正解でした。防寒着必須です。

東栗駒山付近から。あそこが目指す山頂。山頂周辺は本当に美しい景色です。さて、もうひと頑張り。

枯れかけた草さえも黄金色で美しい。

山頂手前は傾斜がきつくなりますが、階段状に整備されているので歩きやすいです。ただし中央コースと合流したあとは混雑するので道を譲り合います。

山頂到着。人は多いですがそこそこ広いのでゆっくりと休憩できます。

いわかがみ平。本当にここは赤、黄、オレンジ、緑とカラフルで、神の絨毯の名に相応しい美しさです。何故この一帯だけこれほど多様に色づくのか。不思議です。

しばらく景色を堪能して、下山します。

中央コースはまさに一番美しい紅葉の中を歩きます。時々、周囲を見渡せる撮影スポットが出てきます。歩きやすくて手を広げてスキップしたくなるかもしれません。

途中からまっすぐな一本道になります。かなり整備されています。

周辺の紅葉を感じつつ、下山です。

感想

歩行距離6.9㎞、行動時間は休憩約20分込みで3時間弱でした。実はこの後予定が詰まってて急いでいたので、結構早いペースです(寝坊したから。。)。それでも朝早く登り始めれば、ゆっくりでも午前中に下山できます。

コースの感想としては、手応えを感じたい人や、横からいわかがみ平を眺めたい人は東栗駒山コースをお勧めしますが、脚があまり上がらなかったり泥で汚れたくない人は中央コース往復をお勧めします。全体的に危険な箇所は見当たらず、初心者でも登りやすいコースです。

栗駒山は色づき始めると全国ニュースでも放送されるくらい素晴らしい紅葉を堪能できるので、チャンスのある方は是非行ってみてください。

それではー!

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