登山コース
栃木県那須塩原市にある茶臼岳(標高1,915m)に登山してきました。登山口は沼ッ原調整池付近にある駐車場から。
一般社団法人 那須町観光協会 オフィシャルサイト 那須町観光ガイド
トレッキングマップ(PDF版) より
https://www.nasukogen.org/trekking/
駐車場までの道路は途中数十mの砂利道がありましたが、ほとんどは2車線の舗装路でした。
また、駐車場は広く普通車100台は入れると感じました。トイレもあります。
朝7時前後で他の車は10台足らず。紅葉の時期は混雑するようです。見てるとほとんどの登山客は南月山に向かっているようでしたが、こちらはまず日の出平に向かいます。
登山記録
天候は晴れ。でも風は涼しい。
日の出平まで山肌はほとんどササに覆われていました。ダケカンバも多くて標高の高い山に来た感じ。
途中、ササの斜面を狭い登山道がトラバースしており、滑ってもそのまま滑り落ちていく場所ではないですが、ササで足元が見えにくいので慎重に。
日の出平の分岐に着いて休憩していると、登山客のおじさんから話しかけられました。その人によると朝日岳の方まで行くと眺めがいいとのこと。当初は茶臼岳山頂を周って下山予定でしたが、時間があれば朝日岳アタックを検討することに。しかし、60~70%の確率で雷が来る予報だから気を付けるようにと。情報、ありがとうございますm(__)m
マルバダケブキ
トリカブト
山頂に近づくにつれて活火山らしくなってきました。植物が少なくて岩々してます。温泉(硫化水素)の臭いもします。
山肌には所々、黄色い場所があります。硫黄の結晶が見えているのでしょう。
山頂手前でロープウェイ降り場からの道と合流。軽装のお客さんがたくさんいます。ここから山頂まで斜度がきつくなり、地面も砂質で足がずり落ちるのでちょっとキツい。
この後、山頂へ到着。駐車場から4時間弱でした。適度に平らな場所があったのでゆっくりと食事ができました。人が多かったので写真はほとんど撮りませんでした。
時間は何とかなりそうだったので、朝日岳まで行くことに。暑くなってきた。
なんか「ちいかわ」の「ハチワレ」っぽくない…?
朝日岳山頂より。茶臼岳山頂から1時間強。ロープウェイ麓の町も見えました。下山します。
牛ヶ首付近で蒸気が出ている場所があります。今噴火しないでね!
牛ヶ首から姥ヶ平へ。こっちのルートはほとんど人通りがありません。階段状であっただろう埋め込み丸太も整備されておらず、変な方向に…。でも脇を通れば歩きにくくはなかったです。
姥ヶ平。ここだけ植生がなくて不思議。昔の噴火の影響らしい(説明板があったけど忘れた)。日本庭園みたい。紅葉の名所なのだそう。ちなみにテーブルやベンチもあってピクニック気分でランチするのもいいかもしれません。のんびり過ごしたくなる場所。
雲行きが…
ここまで何とか晴天を保っていたものの、この後、急に雷が鳴り始め、雨が…。おじさんの予報的中。
しばらく樹林帯でそれほど濡れませんでしたが、ササ植生エリアまで下ると土砂降りに(泣)
一瞬で全身ずぶ濡れ…。もはや雨具は手遅れ感があったので、そのまま急いで駐車場へ。
徐々に登山道は濁流と化し、足を滑らせたら終わり(泣)やがて服を伝って登山靴の中も浸水(大泣)
こういう時の下山がまあ長いこと長いこと…。体感時間で登りの倍はあった。
やっとの思いで駐車場のトイレに駆け込んで様子見。全身余すところなく濡れたので、とにかく着替えることに。下山後の温泉に入る予定がなくとも着替えは持って来るべきですね。入る予定で良かった(笑)
雨が降り出したらすぐに雨具を着れるようにすべきでした。学習。夏場でも低体温症の危険はありますからね。
日中、どれだけピーカンで暑くて雨など降りそうになくても、暑いほど水蒸気を含んだ上昇気流により大きな積乱雲が発達しやすくなるとも考えられます。頭でわかっていたつもりでしたが、身をもって体験したので今後に活かします。
感想
登山アプリによると歩行距離16.3㎞、休憩時間2時間強込みで行動時間9時間強でした。
峰の茶屋から朝日岳までは油断すると滑落しそうな箇所はありましたが、それ以外は危険を感じる箇所は少なく初心者でも登りやすいかなと感じました。
大雨が続いていましたが、荷物をまとめて車に駆け込み町へ下りました。
最後大変でしたが、大人になると失敗を回避するように無難に行動することが多いので、久しぶりにてんやわんやで、これはこれでちょっと楽しかった…かも?
おそらく、一生忘れない山行の一つになることでしょう(笑)この後、腹いせにレストランで爆食いしましたとさ。
それでは!
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